On the Road with Knitting
普段、私たちは光の反射を「色」として感じています。
そして、その色彩の表情や光に求めるものは、西洋と日本においてまったく異なるものでした。
たとえば西洋ではルネサンス時代から、光を効果的に取り入れ、影を消すことで
物の形や色彩を鮮明にすることを重視してきました。
印象派の絵画では、陽光によって生まれる鮮やかな色彩や空気感が追求されています。
一方、日本では、光そのものの明るさよりも、光が作る陰影による情緒や奥行きに美しさを見出してきました。
2026-2027年秋冬リッチモアは、
西洋人が光に求めた美と日本人が陰翳に見出した美の対比をテーマとして素材とデザインを提案します。
前半は印象派の画家、クロード・モネによる自然の美しさを軸に、
明るい色のハーモニーを取り入れたデザイン群でまとめました。
後半は小説家・谷崎潤一郎による随筆『陰翳礼讃』の世界観を再現した作品たちをお楽しみください。
1クロード・モネ「印象派絵画」
Claude Monet Impressionism

印象派は19世紀後半、フランスで生まれた絵画などの芸術活動。
クロード・モネはその旗手として知れられ、
同じ風景でも時間経過によって変化する光と色彩を描いた
「睡蓮」の連作が有名な画家です。
印象派では影を単純に黒くするのではなく、
「光が少ない部分」と捉えて暗さの中にも紫や青などの色を見出し、
絶妙な色として再現しています。
このセクションでは、季節や天候、1日の時間帯によっても移り変わる
自然の色を繊細なグラデーションで表現。
「光の画家」と呼ばれるモネが好んで描いた水面の風景もデザインに投影しています。
クロード・モネはその旗手として知れられ、
同じ風景でも時間経過によって変化する光と色彩を描いた
「睡蓮」の連作が有名な画家です。
印象派では影を単純に黒くするのではなく、
「光が少ない部分」と捉えて暗さの中にも紫や青などの色を見出し、
絶妙な色として再現しています。
このセクションでは、季節や天候、1日の時間帯によっても移り変わる
自然の色を繊細なグラデーションで表現。
「光の画家」と呼ばれるモネが好んで描いた水面の風景もデザインに投影しています。
2谷崎潤一郎
陰翳礼讃

障子越しのやわらかな光、静けさをたたえる日本間、
外光の届かない奥の間で底光りする金屏風。
光によってものや景色を鮮明に見せる術を追求した西洋と違い、
日本の暮らしでは陰や闇を受け入れ、そこに美を見出す独自の感性が育まれました。
日本が急速に西洋化していく時代の中、谷崎潤一郎は、随筆「陰翳礼讃」において
「美は物体にあるのではなく、物体と物体の作り出す陰翳のあや、明暗にあると考える」
と記しています。このセクションでは、
そんな光と影の相互作用が生み出す色彩や情緒をイメージソースにして展開します。
外光の届かない奥の間で底光りする金屏風。
光によってものや景色を鮮明に見せる術を追求した西洋と違い、
日本の暮らしでは陰や闇を受け入れ、そこに美を見出す独自の感性が育まれました。
日本が急速に西洋化していく時代の中、谷崎潤一郎は、随筆「陰翳礼讃」において
「美は物体にあるのではなく、物体と物体の作り出す陰翳のあや、明暗にあると考える」
と記しています。このセクションでは、
そんな光と影の相互作用が生み出す色彩や情緒をイメージソースにして展開します。
BR-14923
モチーフつなぎのシンプルカーディガン。
色彩の黒が闇の黒に溶け込む境界で、移ろいとともに生まれる奥行き感を編み地のグラデーションに込めました。
カジュアルにもシックにも羽織れます。
使用糸
バカラ・クロッシェ
BR-14925A
すべてを見せないことで想像力をかき立てる透かし越しの世界。
かぎ針編みのカーディガンからはフェミニンな
大人の甘さが漂います。
前立てを飾るブレードもおしゃれです。
使用糸
ファントム
















